奥野(おくの) 彰文(あきふみ) 博士 (情報学)

統計数理研究所 助教(兼・総研大 助教 / 理研AIP 客員研究員)
okuno@ism.ac.jp
業績リスト (英語)
Researchmap
履歴書 (英語)

数理統計と統計的機械学習を研究しています.博士課程在籍中は機械学習のトップ国際会議であるNeurIPS, ICML, AISTATSなどに主著論文が採択されました.最近は統計学のジャーナルに主戦場を移しています.論文については 業績リスト (英語) を御覧ください.毎年主に 統計関連学会連合大会情報論的学習理論ワークショップ (IBIS) に参加しています. 統計学分野への転向後,2024年度には日本統計学会から35歳以下の統計手法研究者に与えられる小川研究奨励賞をいただきました.受賞に際して,これまで大変お世話になった方々との思い出を公開しています.よろしければご覧ください.講演スライドも公開しています.

私の強みは,確率論を基にした伝統的な数理統計学の理論をフォローし,主著で定期的に理論論文を書いている一方で,機械学習分野 (ML一般に加えて自然言語処理,画像処理分野との共著もあります) や科学など様々な分野 (天文学分野や核融合プラズマ分野) で共同研究を組み,課題に沿った手法提案を行うバランス感覚にあると思っています.雑談等を通じて課題をヒアリングし,既存法との理論的な整合性を考えながら,問題に応じて適切にデザインした手法を提案しています.

私は統計学・機械学習一般で手法の計算・応用・理論のいずれにも興味があり,それぞれ研究を進めています.現在プレプリントを含めて20本の英語論文を公開しており,その中のごく一部ではありますが,以下にいくつかの個別研究をご紹介します.

このほかの研究については,スライド (英語) または 業績リスト (英語) などご参照ください. 学生向けにTipsなども公開しています. 研究内容や相談,講演依頼などに関するお問い合わせは okuno@ism.ac.jp までお気軽にご連絡ください.


受賞歴

2024年: 小川研究奨励賞, 日本統計学会
2023年11月: 優秀プレゼンテーション賞, IBIS2023
2019年11月: 優秀プレゼンテーション賞, IBIS2019
2019年2月: 優秀研究賞, 京都大学ICT-13
2017年3月: 優秀発表賞, 第11回日本統計学会春季集会
2016年3月: 基礎工学研究科賞, 大阪大学
2014年3月: 基礎工学部賞, 大阪大学
2010年3月: 木村賞, 立命館高校 (清和会)
2007年12月: 朝日新聞社賞, JSEC2007

社会貢献 (講演)

  1. 一般向け講演@統計数理研究所高校生訪問プログラム.50分程度.2024年8月19日
  2. 入門的講演@組織連携に基づくデータサイエンス講座企画,データサイエンス研究会.1時間程度.2024年3月22日
  3. 一般向け講演@第15回科学教育の国際化を考えるシンポジウム (主催:立命館中学高等学校様)20分程度講演+パネル.2024年2月19日
  4. 学生向け講演@IBIS2023若手交流企画「君たちはどう研究するか」2023年10月28日

社会貢献 (運営)

  1. 計算技術による学際的統計解析ワークショップのオーガナイザ.
  2. 2024年度統計関連学会連合大会核融合プラズマ企画セッションのオーガナイザ.
  3. Data Oriented Astronomy 2024 (DOA2024)のオーガナイザ.
  4. Symbolic Neural Learning 2024 (SNL2024)のプログラム委員.
  5. IBIS2022のプログラム委員.